実家の裏に「ごめんなさい」と言いながら歩かないといけないほど、
たくさんのつくしが生えました。
歌いつつ踏みつつ、
ぷらぷら散歩をしていて、ふと、
「つくしって食べられるんじゃなかったっけ。」
と思い出し、食べてみたくなったのです。
生まれてはじめての経験なので、
安全の為、詳しい知人に
「つくしがいっぱい生えているんだけど、積んで食べてもいい?」とメールしました。
すぐ返事が来て、大丈夫そうだったので、
つくしを摘むことに。
「ちょっと分けてください」とお願いをしてから、
2、3本背の高いのを抜いてみました。
さんざん踏みつけといてナンですが、
せっかくのびのび生えているのに申し訳ないな、という気持ちになりました。
でも「食べる」って、本来そういうことだもんね。
改めて感じました。
ありがとう、つくし。
どんなのがおいしいのか分からなかったので確認したところ、
"節が短く太く、まだ成長しきっていない頭のギュッとしまったものがおいしい"
と書いてあり、
知らずに正反対のを摘んでしまったようでした。
それでもせっかく摘んだので、
本当に背の高いものがおいしくないのかどうか実験の為、
それも食べてみることにしました。
おいしい方は家族の分も摘もうと思ったけれど、
お腹が痛くなったりしたら大事だから、
ひとまず、自分の一食分だけ。
生でトライ。
....このままでは食べられません。
うえーっ。
下処理をしてから。
ハカマを脱がせて水に10分つける。
短すぎてもだめだし、長過ぎると、
胞子やなんかが抜けすぎて、独特の苦みが損なわれるとか。
後は岩塩を入れたお水でさっと湯でて冷水へ。
行程はとっても簡単だけど、
ハカマを脱がすのが、なかなかの手間でした。
初めてのつくしだったので、
シンプルにお浸し。
本当においしかった♡
あっという間に完食。
こんなにおいしいなら、もっと摘めばよかった。
明日また、裏庭に摘みに行こう。
冷凍できるらしいから、ちょっと多めにもらおうと思います。
お味噌汁の具とか、パスタに入れたりしても絶対においしいだろうな。
ゴーヤやふきのとうや、
巻貝なんかの奥の部分が好きな人は好きだと思う。
なんとも深い味です。
背の高いのはやはりおいしくなかった。
なんていうかな?
個性がなくてパサパサしていました。
春の味、ごちそうさま。
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by hayatokaori
| 2012-04-06 21:19